品質保証部 検査課 班長

徳永 拓也トクナガ タクヤ

1991年生まれ
2010年4月入社(四日市中央工業高等学校卒業)
取材日:2020年8月3日

完成した製品の門番

検査課は、試作班と量産班に分かれていて、現在は約9名が在籍しています。量産班として1名が菰野工場で働いていますが、他は基本試作班として本社工場で働いています。僕は検査の試作班の班長として取りまとめています。検査課では、出来上がった製品を図面と照らし合わせて、合否を判定していきます。様々な測定機器を使います。その後、検査で合格した製品は営業を通し、お客さまへ納品をします。

お客さまからの信頼があってこそ

検査機具が新しくなると、機具のことを覚えることも多く、製品に合わせて検査内容も異なるので多種多様が求められています。昔とは機械の量・種類の多さが全然違いますし、当然、図面も読めないといけないですね。工業系の高校を卒業しているので、高校の時に学んだ知識を活かして応用することもあります。現場で経験をして、疑問に思ことがあれば、上司に相談しますし、時にはお客さまに尋ねることもあります。やはり、お客さんの要望に答えたいという気持ちがあるので、お客さんから評価していただいたときは嬉しいです。周りが自分を信頼してくれている部分もあり、気持ちが盛り上がり、やりがいを感じますね。お客さまに「フジ技研の検査といえば、徳永さん。」と言ってもらえるような存在になりたいです。徳永さんに聞けば安心、というのが目標です。

社員をつなぐ大切なパイプ役

班長になってから、上司と部下の間に入り、双方の意見を聞いていく必要があるので、時に板挟み状態になってしまうことがありそれが大変です。中間職として、人間関係もうまくまとめていく必要があります。部下は若い人が多く、女性が多いですね。教育する立場として指示をしていかないといけませんが、正直言い難いところもあるので言葉を選んで対応しています。入社した時から変わらず雰囲気は良いですね。社員同士でもそうですし、上司にも話しやすいし、相談にも乗ってくれます。自分の思ったように仕事をやらせていただいているのでとてもやりやすいです。

いろいろな事に興味をもつ

学生のときはものすごい人見知りで、静かな青年といった感じでした。人見知りは今も変わらずで、今この取材も緊張しています(笑)仲良くなれば積極的に話していけます。会社の中ではもう平気ですね。部活はソフトテニスをしていました。いろいろな事に興味を惹かれてしまうため、フットサルをしたり、釣りをしたり、やってみたいなと思ったことは片っ端からやってしまいます。

学生の方へのメッセージ自分の考えで、行動をしてみよう

僕は学生時代に親から言われて行動することが多かったため、そうではなく、自分で夢を見つけて行動し、失敗を恐れずに何事にも挑戦してほしいと思います。やはり挑戦をすると、その分、自分の知識や技能も増えて身に付きます。戦力としては、力仕事を手伝ってくれるようなたくましい男性が増えると嬉しいです。

所属長からのコメント品質管理課 課長小高 克徳コダカ カツノリ

1975年生まれ / 2002年9月入社(名古屋工業大学 工学部卒業)

徳永さんは真面目で正義感が強い子です。時にそれが自分の中で許せない、と生真面目になるところもあるので、そういったところが検査には向いています。入社当初は頼りない面もありましたが、経験を積む過程で成長し、しっかりしてきました。他部署からの信頼も厚く、班長になってからは検査課内の女性の部下からも信頼されていて、みんなの気持ちを十分くみ取ることができていると思います。求める人財としては、指示したことだけではなく、自分で考えて行動できる子がいいです。フジ技研は大企業ではなく中小企業なので「鶏口牛後(けいごうきゅうご)」。大きな会社の一員になるのではなく、小さな会社でも、長となり中心となってやっていける子が来てくれたら嬉しいです。